札幌市手稲区の住宅街から徒歩５分の「星置の滝」！手軽さと星置川が作り出す繊細さが魅力！

札幌市の北西部に位置する「手稲区」は、他の区と比べて特に自然に恵まれている地域です。特に有名なのは「手稲山」。スキー場やゴルフ場を中核としたリゾート施設「サッポロテイネ」があり、国内だけではなく海外からも多くの観光客がやってきます。

そんな手稲山の西隣にある小樽市との市境には「星置川」という川が流れています。今回ご紹介するのは、この星置川の上流に流れる１本の滝。繊細な雰囲気がただよう「星置の滝」です。派手な観光地ではないので、景勝や滝自体に興味のある方は是非最後まで読んでみて下さいね。

 

 

星置の滝へ向かうには？まずはルートを確認

星置の滝は「JR星置駅」から徒歩で約20分。車で向かう場合は約5分かかります。

まずは星置駅の南口からスタートし「国道5号線」を目指します。国道沿いにあるラーメン屋「山岡家」さんが見えたら、すぐ西側にある交差点を横断してそのまま坂を上って下さい。そのまま道なりに進むと星置の滝の入り口が見えてくるはずです。なお滝の入り口のすぐ側には「ベーカリー銀座屋」さんというパン屋さんがありますので、目印にしてみて下さい。

 

星置の滝は、この階段を下った約150m先にあります。歩く距離も長くはなく道もおおかた整備されているので、比較的行きやすい滝と言えるでしょう。なお周辺に駐車場はありませんでしたので、むかう際には注意です。

 

星置の滝へ続く約150mの散策路

初めは緩くて少しだけ長めの階段をひたすら下ります。
階段を下り始めると周りの空気が一気に変化。今までの都会の空気から一転、清々しい自然の香りがただよってきます。ここから星置の滝へは徒歩約5分くらい。深呼吸でもしながら滝までの道のりを楽しみましょう。

 

階段を下るとすぐに見えてくるのは「真言宗祈祷道場 手稲山 如意輪寺」と書かれた看板。かみ砕いて説明すると、どうやら霊に取りつかれ体調を崩した人に対しお祓いを行う施設がある様です。橋の先には建物が見えました。

 

橋にはロープがかかっていて立入禁止に。「私橋につき通行しないで下さい」と書かれた立て看板も立っていました。もちろん渡りませんでしたが、渡る渡らない以前にこの橋が安全とは思えません‥。

なおこの橋がかかる星置川がちょうど小樽市との市境となっていますので、奥にある如意輪寺の住所は小樽市となる様です。

 

この橋を過ぎると星置の滝まではあと少し。
看板に従って奥へと進みましょう！

 

星置の滝へ到着！滝見台からながめてみよう！

更に50ｍほど先に進むと右側に少し広めの河原が現れます。散策路はここから若干の上り坂へ。10数m歩くと滑落防止用の鎖が張られた滝見台に到着です。

 

星置の滝に到着！ここまでの所要時間は約5~10分ほどでした。

なお滝と滝見台との位置関係は上の写真の通り。滝見台は滝から若干離れた位置にあります。間近で見上げることができないのでやや迫力には欠けますが、滝への道のりの容易さの方が遥かに魅力的です。

 

星置の滝の全景。
落差は約12ｍほど。滝は中央で向きを変えて折れ曲がり2段となって流れ落ちます。水の流れは1本の線の様にも見え、とてもキレイで繊細な雰囲気に感じられました。

なお滝見台から眺めた場合、手前の枝がじゃまをして全景が少し見づらくなってしまいます。特に夏は葉が生い茂ってしまうので、滝が見づらくなる恐れがあります。

 

天気の良し悪しや四季折々で姿を変えるのも滝の魅力の一つ。
以前星置の滝に訪れた際には、繊細さが感じられたはずの星置の滝はゴウゴウと轟く濁流へと姿を変えていました。前日の大雨で水量が多くなっていたのが原因です。迫力があり見る分には楽しいですが、とても危険な状態。滝見台から見る分には大丈夫と思いますが、増水時には滝及び河川には決して近づかないで下さい。

 

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最後に

札幌市手稲区の「星置の滝」。
住宅街から徒歩5分という好立地にあり、手軽に自然散策ができることも魅力の滝です。

水量の少ない時期であれば、滝見台手前の河原から滝を眺めることもできますが、通常の水量の場合は長靴などを履いて川の中を歩かなければなりません。きれいな写真を撮りたい場合は、河原からの方が間違いなく良い写真が撮れますので、事前の準備は必要だと思います。

 

 

 

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